俳優を目指してオーディション|オーディションの知識を得よう

俳優のオーディションは部門によって注目ポイントが違います

俳優業には、テレビや映画の俳優や、舞台や劇団の俳優等、さまざまな部門があります。役者と呼ばれる多くの俳優は、テレビや映画に出演するだけではなく、ミュージカルや舞台にも出演したり、バラエティーやトーク番組に出演したり、歌手活動も行うなど、さまざまな方向で活躍しています。視聴者は、俳優の役を通して見せてくれるさまざまな顔や、意外性を見ることを楽しみにしています。俳優にはそれに応えていくだけの演技力や話術が求められています。つまり、俳優を目指すにあたっては、マルチな活躍が期待されていることを心にとめて、さまざまな方面で自身を磨いていく努力が必要です。ただ、俳優への第一歩となるオーディションに合格することは、容易なことではありません。配役を募集しているオーディションでは、1つの役に1人しか合格しないので、5000人や10000人に1人しか選ばれないという狭き門になることが多いです。そこで、このような厳しいオーディション審査に通過していくためには、より自分に向いているオーディションを選んで応募していくことが重要です。

例えば、テレビドラマや映画に出演するキャストを選抜するようなオーディションと、ミュージカルや劇団に出演する俳優選びでは、審査員の注目する視点が異なってきます。審査で注目される点は限りなくありますが、テレビや映画に出る俳優は、カメラ映りのよさや、細かな表情やしぐさ、かすかな声音や抑揚等、小さな部分まで注目されます。それに対し、舞台俳優は、カメラではなく観客席に向けて声が通らなければならないので、よく通る大きな声が出せることは基本で、動作や表情も、大きくダイナミックに表現できることが必要になります。このように、オーディションにより、アピールしていくポイントが異なってくるので、さまざまな場にチャレンジしていくことももちろん大切ですが、自分が得意な演出や配役を知ることはもっと重要になります。

俳優の面接や実技審査の内容は、オーディションにより多少の違いはありますが、演技披露の場が必ずあります。事前に送られてきた台本や脚本をもとに演技を披露するものもあれば、会場で出される題目に対して即興で演技を披露するものもあります。特技を披露する場合もあります。あらかじめ、台本が渡されていて、審査を受ける役柄が分かっている場合には、服装や髪形なども役にふさわしいものに整えて会場に向かうのがよいです。メイクに関しては、役をイメージすることが大事ですが、素顔が分かる程度のメイクに抑えるのが無難です。審査会場では、着替える場所や時間がないことが多いので、そのままの格好でも審査に臨めるように、準備しておくと焦らなくてよいです。また、小道具のようなものを持ちたい場合には、すぐにカバンから取り出せるようにしておくとよいでしょう。

ところで、このような演技力の審査を受けることができるのは2次審査以降で、ほとんどのオーディションの1次審査は書類選考のみの審査になります。そのため、2次に備えて演技力を磨いていくことはもちろん必要なのですが、応募書類作成に精いっぱいの力を注ぐことがより重要となります。俳優の書類選考では、基本のプロフィールとともに、演技指導を受けた経験があるかどうかや、テレビや映画への出演歴、好きな俳優や目標にしている俳優などを具体的に問われることが多いです。演劇では、芸歴やレッスン歴や、得意とする演技内容について記入することもあります。書類選考では、演技力を直接審査してもらうことができないので、その判断材料となる出演履歴や受けた指導履歴を、豊富に記入できるようにしていきましょう。また、写真を2種類以上添付するのが一般的です。提出用の写真は、写真スタジオで撮影してもらうと安心ですが、どのような角度でどのような表情が、人を惹き付けるような映りになるか、普段からこまめに自分の姿を撮影して、自分をしっかり把握していくことも大切です。

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