憧れのタレントの道|オーディションと私

タレントになるには芸能事務所のオーディション合格が必要です

俳優や歌手が専門的技術を武器に仕事をするのに対し、タレントは、テレビ番組やラジオ、映画、CMや雑誌などの他、イメージキャラクターやトークショーなどとさまざまなメディアで活躍する仕事です。仕事内容が会話中心となることも多いため、幅広い知識や教養が必要な場合もあります。弁護士や大学教授など、タレント業と無縁のように見える人たちも、コメンテーターとしてテレビなどのメディアに登場する機会が多くなると、タレントといってもおかしくはないでしょう。自分自身の才能が評価され、タレントになれる可能性はありますが、このようなパターンはごく少数派で、本業は別にあることがほとんどです。

タレント業のみを目指し、活躍するには、芸能関係の事務所に所属する必要があります。タレントの仕事が所属している事務所を経由して依頼されることが多いからです。芸能事務所のオーディションに合格した後、そこの養成所での訓練を経て、所属タレントになるといった道が一般的です。スカウトを受ける方法もありますが、モデルや俳優と比べるとほとんどないといっていいでしょう。オーディションを受けるのが妥当と言えます。しかし、最初から直接芸能事務所のオーディションを受け、合格するのは非常に厳しいのが現状です。事務所のオーディションを受ける前に、あらかじめ専門学校やスクールに通って基礎から鍛えることをおすすめします。専門学校やスクールでは、職業別にコースが分かれています。テレビやCMタレントをはじめ、お笑い、司会、バラエティタレント、リポーターなどさまざまです。コース別にトレーニング方法も違うので、自分が目指す方向を明確にし、目的とする訓練に的を絞れるようにする必要があります。

オーディションは、書類選考、面接、実技披露、合否発表の順に行われることがほとんどです。書類選考は、オーディション専用履歴書を用います。普通の履歴書とは違い、身体サイズを記入する欄や、自己PR用の写真添付面、個性を詳しく表現する欄等があります。自己紹介欄は経歴を書きますが、志望動機や自己PRについては、自分というものを最大限に売り込む箇所になります。今までの経験やそれに基づく今後の目標や表現力を実際の経験談を交えてアピールして、自分がどれだけ他者と変わったところがあるのかと、個性をイメージ化して審査員の目にとまる履歴書に仕上げましょう。面接では、ほとんどの合否がそこで決定されます。就職活動と同様、社会人としての基本マナーを守ることはー言うまでもありません。また、最初の5分が勝負ともいえるくらい重要な時間なので、自己アピールに尽力しましょう。実技披露は、道具がないとできないものもありますが、その場で披露できる事の方が、アピール力としては強いと言えるかもしれません。

応募する芸能事務所についても調べなければなりません。ドラマをメインに受けている事務所もあれば、映画の仕事を主に受けている事務所、CMに力を入れている事務所など、それぞれに主力商品があるはずです。現在はインターネットで簡単に調べることができるので、自分の方面性に合う事務所を見つけましょう。自分の好きなタレントが所属している事務所を選択する手もあります。大手芸能事務所は、社会的信用が得やすく、活躍する機会や分野もさまざまですが、競争率が高かく、スタッフの人数に対して芸能人の数が多いため、1人当たりのケアが希薄になりがちです。小規模の事務所では、1人に対してのスタッフの対応が行き届きやすく、活動もしやすいですが、事務所が受けてくる仕事に偏りがある場合が多く、幅広く活躍したい場合の選択肢としては難しいでしょう。また、事務所に所属後の各種研修やレッスンの費用、所内オーディション費用等、別途費用を徴収するばかりで、仕事が回ってこないなどのトラブルが発生するケースもあるので、契約をする際、契約書にしっかりと目を通し細部にわたって確認する必要があります。

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